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健康運動指導士つじのかずみのHappy Life

心と身体の健康作りをサポート・ヨガ・気功・呼吸法・リラクゼーション・トレーニング・楽しくセルフメンテナンス。

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【記事掲載】週刊 保健衛生ニュース

健康・体力づくり事業を行う財団の助成研究について。
H30年度成果報告と、R元年度採択研究の記事が社会保険実務研究所発行の「週刊 保健衛生ニュース」令和元年6月24日発行 第2014号に掲載されました。







財団発行の「月刊 健康づくり」7月号にも、研究助成報告会と贈呈式の様子が掲載となります。
こちらは、健康づくり7月号をご覧いただくか、7月9日よりホームページ上でPDFが公開となるそうです。

こうして知らないところにも紹介していただくと、ますます気持ちひきしまります。
全力で頑張りたいと思います。
実践に役立つ結果が得られることを願いつつ。
地域が、自治体を動かす力に!

#健康運動指導士
#健康体力づくり事業財団
#助成金

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【研究】令和元年健康・体力づくり事業財団健康運動指導研究助成贈呈式の報告



令和元年、(公財)健康・体力づくり事業財団の健康運動指導研究助成に、一昨年に続き、採択していただきました。




2019年5月17日、東京都千代田区にある学士会館にて、平成30年度の健康運動指導研究報告会と令和元年度研究助成贈呈式が行われ出席してまいりました。

超高齢社会における健康寿命の延伸を目指す日本、来年に控えた東京オリンピック、ますます運動やスポーツへの関心が高まる中で、質の高い運動指導が求められています。

この健康・体力づくり事業財団の研究助成は、現場に立つ健康運動指導士、健康運動実践指導者の実践研究や、地域職域などの健康・体力づくりを進めるための課題解決となる調査研究を支援するものです。

時代にあわせ必要とされている研究テーマが多いと感じる中、昨年度の研究発表を拝聴し、どれも実践者らしい取り組みで、たいへん勉強になりました。

私が参加しているような学会では、たくさんの、最先端の研究発表がされていますが、現場で使うには、うまくアレンジしないといけないものも多いと感じます。(基礎研究などは特にそういうものかもしれません。)

しかし、ここでは現場を知るからこその視点が研究に生かされているので、大変興味深く面白いと感じます。

研究によくある良い結果(統計の結果など数字で表されるもの)ばかりにスポットがあたるのではないところを、良いところとして認めてもらえるのが、この研究助成の特徴といえると考えてています。

そのことは選考委員長の福永哲夫先生の言葉にもありました。個々のデータを取り上げ考察することの意味を理解し、自身の指導や現場へのフィードバックに生かすことできるからだと思います。



今回も私は、一昨年に引き続き骨盤底筋トレーニングをテーマの中心においています。今回は骨盤底筋が2テーマ採択されていることも、社会のニーズを選考委員の先生方が認めてくださったからうれしく理解しています。



私は今回は、男女排尿トラブルの実態そしてこれまでの研究も生かした骨盤底筋ダンスの有効性の検証を、地域運動教室での実践をの中ですすめていきたいと考えています。


今回の研究タイトルは

地域運動教室における骨盤底筋トレーニングプログラム開発と導入による効果の検証

~男女の排尿トラブルの実態と骨盤底筋ダンスの有効性の考察~


かなり長いタイトルです。シンプルにしたかったのですが、ついつい、先を考え、欲張ってしまいました。
したがって、タイトルに含まれる個々の内容はぐっとシンプルにわかりやすくしたいと考えています。
研究レベルと実践報告レベルと合わさったような研究報告ができればよいなと考えています。



さて、これまでの研究では、骨盤底筋と腹筋群(腹横筋・腹直筋)の関係から、骨盤底筋トレーニングに役立つ動作(呼吸による腹部操作)を探ってきました。対象は、女性(とくにいろいろな問題が起こりやすい年齢である中高年女性)に絞っています。

ここから、一般に実践指導する際に役立つことを提案していこう!というものです。


今回はここをベースにして、実際に地域で指導をしてみるというもの。

さらに、男性も参加者として募りたいと考えています。

それは、男性も困っている人が多いということが、活動の背後にいつも見えているからです。


今回、ここを財団から助成金としてサポートしていただけたので、安心して動けるということで本当にありがたいです。


情報交換会では、私の骨盤底筋への取り組みについても、ご意見などお聞かせいただきました。

選考委員の先生方、また財団理事、そのほかご来賓の方々とも、お話しさせていただきました。
また、いい仲間とも出会えました。

また財団で、直接私たちをサポートしてくれるスタッフの皆様ともしっかりと情報交換させていただきました。

多方面にいろいろご協力をお願いし、またご指導を仰ぎながらになると思いますが、現場を知るものとして、現場に還元できるものを求めて頑張ります!


これからお願いにあがります皆様、ご理解とご協力、ご指導ご支援、どうぞよろしくお願いします。


当日の様子や情報交換会の楽しい雰囲気は
こちらのブログにアップしております。
よろしければご覧ください。
【研究】令和元年健康・体力づくり事業財団健康運動指導研究助成贈呈式の報告
①→  こちら
②→  こちら

また近々に財団HPに今回の様子もアップされると思います

財団HPは こちら

昨年5月にH29年度の研究報告会に参加したときの様子
記事は こちら
財団HPは こちら

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【論文掲載】日本女性骨盤底医学会誌




日本女性骨盤底医学会誌 第15巻 2018年に論文掲載されました。

タイトル
呼吸を伴う腹筋群の収縮が骨盤底筋の随意収縮に及ぼす影響

学会発表
2018年7月20日






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【学会発表】日本体育学会2018@徳島大学

2018年8月24.25日
第69回 日本体育学会に参加してきました。会場は徳島大学常三島キャンパスです。

私は「介護福祉・健康づくり」という専門領域に所属し、今回は口頭発表をさせていただきました。
まだ新しい専門領域ですが、これから、そして今まさに、日本が必要としている研究所分野です。
中高齢者の運動機能や認知機能、トレーニングといったところが多くて発表されていました。
私は骨盤底筋の問題は、人生100年時代には、QOLの維持向上のために、切り離しては考えられない問題であると思っています。
演題は
「骨盤周辺筋群の協働収縮からみる有効な骨盤底筋トレーニング方法の検討」
です。
今回の研究では、被験者の群分けをおこない、骨盤底筋の収縮力の違いから、考察をおこないました。
あともう少し、被験者数を増やすことでおそらく結果が出るだろう!というところまでこぎつけたのですが、統計的にはなかなか厳しい経過をたどり、発表までは苦しい時間でした。(終わってみれば清々しい)
しかし、発表後いただいたご質問や、終了後のフロアでの情報交換では、研究の価値を認めていただき、とても参考になるご意見を多数いただくことができました。
小林寛道先生や田中喜代次先生をはじめ、この領域の重鎮ともいえる先生方からも直接ご指導いただける貴重な場です。
また、研究室メンバーによると
フロアのみなさんがとても熱心に聞いてくださっていたこと、課題説明など、実演に近い形で発表していると、合わせてご自身でもHA~HUーしてくださっていた方が多数いらっしゃたとのことで、非常にありがたかったです。
文字で読んでも、なかなか複雑な言葉や表現が多いのですが、それを、どれだけわかりやすく発表するかも、私の今回の課題だったので、この点は大きな進歩というか、収穫でした。
研究は、実践場面での活用をすることを目指し、今回は骨盤底筋の収縮にリズムをつけて検討しています。
追実験と検証で、次は、実践場面での楽しさをアップさせ、継続性が高まる!!!というところまで言えそうなので、引き続き地道に頑張りたいと思います。
いつもながら、ほんとに一歩ずつですが、、。
できれば一気にガーッとやりたいところです。笑
会場がかなり暗くて、写真はわかりにくいのですが、参考まで。


【抄録】
骨盤周辺筋群の協働収縮からみる有効な骨盤底筋トレーニング方法の検討
女性の骨盤底筋脆弱に伴う尿失禁等は、QOLを大きく低下させる。この予防や改善には骨盤底筋トレーニング(PFMT)が用いられるが、トレーニング時の成果は、内省に頼る部分が多い。そこで、近年報告されている骨盤底筋と骨盤周辺筋群との協働収縮を成果の手がかりとして用い、PFMTを促進する間接的トレーニング方法の開発は有効であると考える。
本研究では、健常中高年女性22名(50.6±2.5歳)を対象に、簡易な呼吸法を用いた腹部操作から、骨盤底筋と骨盤周辺筋の協働収縮を誘導するPFMT課題を、時間(1、3秒)とリズム反復(1、3回)の組み合わせで実施し、骨盤底筋と腹横筋、腹直筋の筋活動量を表面筋電図から求めた。
結果、骨盤周辺筋群を動員した最大随意収縮(MVC)に対する骨盤底筋単独の最大収縮(P-MVC)比が顕著に高い群では、低い群よりも骨盤底筋と腹横筋の筋活動量が有意に高く、協働関係がみられた。さらにこのMVCに対するP-MVC比の違いは、PFMT課題の難易度によって骨盤底筋と腹横筋、腹直筋の振る舞いが多様に変化したことから、簡単で有効なPFMT促進方略の検討を報告する。

学会が終わって、、
大塚国際美術館と鳴門の渦潮
思いっきり楽しんできました(≧∀≦)
こちらの報告は
アメブロのほうで(o^^o)
アメブロはこちら
楽しい写真がいっぱい撮れました♪
充実HAPPY❣️

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【学会発表】 第20回 日本女性骨盤底医学会

2018年 7月21・22日
第20回 日本女性骨盤底医学会が東京のベルサーレ汐留でおこなわれました。
今大会のテーマは
「自分らしさを取り戻すために -過去、現在、そして未来へー」
今年で4回めの参加ですが、毎回テーマが素敵だなと思っています。

今回、私はポスターでの発表です。
ポスター会場の一角には
骨盤底筋トレーニングに関するポスターがずらり。
ポスター

研究の成果をほんとに一歩ずつですが、このような場で発表できてありがたいです。
質問受付時間には、これまでで一番多くの質問をいただきました。
年々、骨盤底筋トレーニングへの関心と必要性が高まっているように思います。
また同じ研究者として、理解し合える悩みや情報交換ができてありがたいです。
福井大学の青木先生、フィジオセンターの田舎中先生と記念に一枚。
いつもアドバイス、刺激をいただいています。ありがとうございました。

女性骨盤底医学会は、最先端の治療を、女性泌尿器科医、産婦人科医を中心に報告、議論されていて、
私にとっては勉強になることばかりです。
特に今回ランチョンセミナーでは
ガスケアプローチの
ガスケ先生のご講演がありました。
終了後、ご挨拶して私のポスターをお渡しすることができました!
(あー、英語バージョン(ガスケ先生はフランス語ですが,せめて英語バージョンをよういすればよかったー)

こちらは
対馬ルリ子先生のクリニックでおこなわれている運動療法の報告もポスター発表されていて、懇親会でご一緒できました。
いつもながら対馬先生には、刺激とやる気いただきました。

閉会の挨拶のときには
加藤久美子先生がかぶりつき笑

まだまだ勉強させていただくばかりですが、
私はこの学会がとても好きです。
偉そうですが、楽しいです。
来年は名古屋です。
また報告できるように頑張りたいと思います。
外はほんとに暑い2日間でした。
無事終えて、すぐそばいある浜離宮恩賜庭園へ。

【抄録】
呼気を用いた腹筋群の収縮が骨盤底筋収縮に及ぼす影響
-有効な骨盤底筋収縮を導く呼吸法と収縮時間の検討-
○辻野和美 ((株)ホリスティックヘルス研究会・奈良女子大学)
大東実里 (奈良女子大学大学院)
星野聡子 (奈良女子大学)
【はじめに】
骨盤底筋は呼吸と連動し,腹横筋と協働収縮することが報告されている.しかし一般中高年女性が骨盤底筋訓練時に用いる具体的な腹筋群動員の方法や呼吸法を示すものは少ない.辻野ら(2017)は,異なる呼吸様式を用いた腹横筋および腹直筋を選択的に収縮させた時の骨盤底筋活動量を検討した.その結果,できるだけ腹直筋を用いない呼吸法によって安全かつ効果的な収縮を導かれた.しかしながらこの研究では,収縮時間を被験者任意の1呼気としたことから,本研究では骨盤底筋収縮時間の違いによる筋活動量を比較検討することを目的とした.
【方法】
一般中高年女性(50.6±2.5歳)22名を対象とし,簡易で安全な2種類の呼吸様式(HA呼吸法:下部腹横筋収縮の呼吸法,HU呼吸法:上部腹直筋収縮の呼吸法)を用いて腹筋群を選択的に収縮させた.その時の骨盤底筋の筋活動量(%MVC)を膣内筋電図,腹横筋および腹直筋の筋活動量を表面筋電図によって,MyoTrac3バイオフィードバック機器を用いて測定した.収縮時間は1,3,5,7,9秒とし,骨盤底筋の随意収縮の有無別に行った.
【結果および考察】
骨盤底筋の筋活動量は,随意収縮の有無に関わらず,収縮時間7秒の時はHA呼吸法がHU呼吸法に比較し,またHU呼吸法の時の3秒間は7秒間に比較し有意に増加した.随意収縮無しの場合,HU呼吸法では3秒間の収縮が,7,9秒間の持続的な収縮時よりも骨盤底筋の筋活動量は有意に増加した.またHA呼吸法では5,7,9秒間収縮の時に,HU呼吸法に比較し骨盤底筋の筋活動量は有意に増加した.骨盤底筋訓練の短時間収縮時にはHU呼吸法を,持続収縮時にはHA呼吸法を用いることが有効であると示唆された.
以上
今回もこのような貴重な経験をさせていただきありがとうございました。

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