【学会発表】 第20回 日本女性骨盤底医学会
2018年 7月21・22日
第20回 日本女性骨盤底医学会が東京のベルサーレ汐留でおこなわれました。
今大会のテーマは
「自分らしさを取り戻すために -過去、現在、そして未来へー」
今年で4回めの参加ですが、毎回テーマが素敵だなと思っています。

今回、私はポスターでの発表です。
ポスター会場の一角には
骨盤底筋トレーニングに関するポスターがずらり。
ポスター

研究の成果をほんとに一歩ずつですが、このような場で発表できてありがたいです。
質問受付時間には、これまでで一番多くの質問をいただきました。
年々、骨盤底筋トレーニングへの関心と必要性が高まっているように思います。
また同じ研究者として、理解し合える悩みや情報交換ができてありがたいです。
福井大学の青木先生、フィジオセンターの田舎中先生と記念に一枚。
いつもアドバイス、刺激をいただいています。ありがとうございました。

女性骨盤底医学会は、最先端の治療を、女性泌尿器科医、産婦人科医を中心に報告、議論されていて、
私にとっては勉強になることばかりです。
特に今回ランチョンセミナーでは
ガスケアプローチの
ガスケ先生のご講演がありました。
終了後、ご挨拶して私のポスターをお渡しすることができました!
(あー、英語バージョン(ガスケ先生はフランス語ですが,せめて英語バージョンをよういすればよかったー)

こちらは
対馬ルリ子先生のクリニックでおこなわれている運動療法の報告もポスター発表されていて、懇親会でご一緒できました。
いつもながら対馬先生には、刺激とやる気いただきました。

閉会の挨拶のときには
加藤久美子先生がかぶりつき笑

まだまだ勉強させていただくばかりですが、
私はこの学会がとても好きです。
偉そうですが、楽しいです。
来年は名古屋です。
また報告できるように頑張りたいと思います。
外はほんとに暑い2日間でした。
無事終えて、すぐそばいある浜離宮恩賜庭園へ。

【抄録】
呼気を用いた腹筋群の収縮が骨盤底筋収縮に及ぼす影響
-有効な骨盤底筋収縮を導く呼吸法と収縮時間の検討-
○辻野和美 ((株)ホリスティックヘルス研究会・奈良女子大学)
大東実里 (奈良女子大学大学院)
星野聡子 (奈良女子大学)
【はじめに】
骨盤底筋は呼吸と連動し,腹横筋と協働収縮することが報告されている.しかし一般中高年女性が骨盤底筋訓練時に用いる具体的な腹筋群動員の方法や呼吸法を示すものは少ない.辻野ら(2017)は,異なる呼吸様式を用いた腹横筋および腹直筋を選択的に収縮させた時の骨盤底筋活動量を検討した.その結果,できるだけ腹直筋を用いない呼吸法によって安全かつ効果的な収縮を導かれた.しかしながらこの研究では,収縮時間を被験者任意の1呼気としたことから,本研究では骨盤底筋収縮時間の違いによる筋活動量を比較検討することを目的とした.
【方法】
一般中高年女性(50.6±2.5歳)22名を対象とし,簡易で安全な2種類の呼吸様式(HA呼吸法:下部腹横筋収縮の呼吸法,HU呼吸法:上部腹直筋収縮の呼吸法)を用いて腹筋群を選択的に収縮させた.その時の骨盤底筋の筋活動量(%MVC)を膣内筋電図,腹横筋および腹直筋の筋活動量を表面筋電図によって,MyoTrac3バイオフィードバック機器を用いて測定した.収縮時間は1,3,5,7,9秒とし,骨盤底筋の随意収縮の有無別に行った.
【結果および考察】
骨盤底筋の筋活動量は,随意収縮の有無に関わらず,収縮時間7秒の時はHA呼吸法がHU呼吸法に比較し,またHU呼吸法の時の3秒間は7秒間に比較し有意に増加した.随意収縮無しの場合,HU呼吸法では3秒間の収縮が,7,9秒間の持続的な収縮時よりも骨盤底筋の筋活動量は有意に増加した.またHA呼吸法では5,7,9秒間収縮の時に,HU呼吸法に比較し骨盤底筋の筋活動量は有意に増加した.骨盤底筋訓練の短時間収縮時にはHU呼吸法を,持続収縮時にはHA呼吸法を用いることが有効であると示唆された.
以上
今回もこのような貴重な経験をさせていただきありがとうございました。
第20回 日本女性骨盤底医学会が東京のベルサーレ汐留でおこなわれました。
今大会のテーマは
「自分らしさを取り戻すために -過去、現在、そして未来へー」
今年で4回めの参加ですが、毎回テーマが素敵だなと思っています。

今回、私はポスターでの発表です。
ポスター会場の一角には
骨盤底筋トレーニングに関するポスターがずらり。
ポスター

研究の成果をほんとに一歩ずつですが、このような場で発表できてありがたいです。
質問受付時間には、これまでで一番多くの質問をいただきました。
年々、骨盤底筋トレーニングへの関心と必要性が高まっているように思います。
また同じ研究者として、理解し合える悩みや情報交換ができてありがたいです。
福井大学の青木先生、フィジオセンターの田舎中先生と記念に一枚。
いつもアドバイス、刺激をいただいています。ありがとうございました。

女性骨盤底医学会は、最先端の治療を、女性泌尿器科医、産婦人科医を中心に報告、議論されていて、
私にとっては勉強になることばかりです。
特に今回ランチョンセミナーでは
ガスケアプローチの
ガスケ先生のご講演がありました。
終了後、ご挨拶して私のポスターをお渡しすることができました!
(あー、英語バージョン(ガスケ先生はフランス語ですが,せめて英語バージョンをよういすればよかったー)

こちらは
対馬ルリ子先生のクリニックでおこなわれている運動療法の報告もポスター発表されていて、懇親会でご一緒できました。
いつもながら対馬先生には、刺激とやる気いただきました。

閉会の挨拶のときには
加藤久美子先生がかぶりつき笑

まだまだ勉強させていただくばかりですが、
私はこの学会がとても好きです。
偉そうですが、楽しいです。
来年は名古屋です。
また報告できるように頑張りたいと思います。
外はほんとに暑い2日間でした。
無事終えて、すぐそばいある浜離宮恩賜庭園へ。

【抄録】
呼気を用いた腹筋群の収縮が骨盤底筋収縮に及ぼす影響
-有効な骨盤底筋収縮を導く呼吸法と収縮時間の検討-
○辻野和美 ((株)ホリスティックヘルス研究会・奈良女子大学)
大東実里 (奈良女子大学大学院)
星野聡子 (奈良女子大学)
【はじめに】
骨盤底筋は呼吸と連動し,腹横筋と協働収縮することが報告されている.しかし一般中高年女性が骨盤底筋訓練時に用いる具体的な腹筋群動員の方法や呼吸法を示すものは少ない.辻野ら(2017)は,異なる呼吸様式を用いた腹横筋および腹直筋を選択的に収縮させた時の骨盤底筋活動量を検討した.その結果,できるだけ腹直筋を用いない呼吸法によって安全かつ効果的な収縮を導かれた.しかしながらこの研究では,収縮時間を被験者任意の1呼気としたことから,本研究では骨盤底筋収縮時間の違いによる筋活動量を比較検討することを目的とした.
【方法】
一般中高年女性(50.6±2.5歳)22名を対象とし,簡易で安全な2種類の呼吸様式(HA呼吸法:下部腹横筋収縮の呼吸法,HU呼吸法:上部腹直筋収縮の呼吸法)を用いて腹筋群を選択的に収縮させた.その時の骨盤底筋の筋活動量(%MVC)を膣内筋電図,腹横筋および腹直筋の筋活動量を表面筋電図によって,MyoTrac3バイオフィードバック機器を用いて測定した.収縮時間は1,3,5,7,9秒とし,骨盤底筋の随意収縮の有無別に行った.
【結果および考察】
骨盤底筋の筋活動量は,随意収縮の有無に関わらず,収縮時間7秒の時はHA呼吸法がHU呼吸法に比較し,またHU呼吸法の時の3秒間は7秒間に比較し有意に増加した.随意収縮無しの場合,HU呼吸法では3秒間の収縮が,7,9秒間の持続的な収縮時よりも骨盤底筋の筋活動量は有意に増加した.またHA呼吸法では5,7,9秒間収縮の時に,HU呼吸法に比較し骨盤底筋の筋活動量は有意に増加した.骨盤底筋訓練の短時間収縮時にはHU呼吸法を,持続収縮時にはHA呼吸法を用いることが有効であると示唆された.
以上
今回もこのような貴重な経験をさせていただきありがとうございました。
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