「はじめての骨盤底筋体操」指導編@公立豊岡病院院内研修
今年の冬は福井を中心とした北陸の豪雪被害がずいぶん伝えられていたので、
JR特急「こうのとり」も時間通り動いてくれるかと間際までドキドキしていました。

2月22日、城崎温泉の一つ手前、豊岡に行きました。
特急列車の名のとおり、「コウノトリ」で有名な地である豊岡は初めての訪問。
特別天然記念物の「コウノトリ」の繁殖や野生復帰のニュースで、秋篠宮様などがご訪問されていたので
一時期よくテレビで見ていた記憶はあります。でも、大阪の隣である兵庫県ですが、それ以外ほとんど何も知らないところでした。
ちょうど寒波が去って、車窓から入る陽が温かく感じられました。
大阪から2時間半は、そんなに長く感じられることもなく、気持ちよく、そしてワクワクしながらの時間でした。

この日、
公立豊岡病院で、院内研修として「骨盤底筋体操」をお伝えする機会をいただいていました。
「田舎の病院で、、、」
打ち合わせで何度もこの言葉をききましたが、ドクターヘリも配備された立派な病院です。
勉強不足でしたが、豊岡は、昨年、城崎、出石、竹野、日高、但東が合併され新しく生まれた「豊岡市」で、兵庫県下一番大きな市ということでした。
しかし人口は少なく、高齢者が多い、その他の様々な面に、「田舎」と表現される現状があるのでしょう。
豊岡病院が施設も設備も整った地域一番病院で、地元そして京都府北部の人達にとっては、なくてはならない病院となっていることはすぐに肌で感じることができました。
でも、その日のうちに大阪へ戻る便がない点では、「スピード」のスイッチを変えて生活している地方の都市なんだなと思いました。
しかし、病院に、街に、「骨盤底筋体操」からの動きを作っていこうと、
こうして私を呼んでくださる熱いハートがあるところです。
だからすごくワクワクしていました。
今回、ご依頼をいただいた経緯は
現場には「骨盤底筋体操への取り組みの必要がある」患者さんが多い。
→土地柄、雪深い。夏場は畑仕事。
骨盤底への負担の大きい重労働が、日常の生活。とうかがうと納得です。
しかし、「骨盤底筋体操?」というその言葉すら知らない方がほとんどで、
パンフレットを渡すだけでは、体操への取り組みが進まない状態である。
→テレビやパンフレットだけで、正しく効果の出る骨盤底筋のトレーニングは難しいです。
看護師さんたちは日々の忙しい業務をこなしながら、患者さんへの体操をどう伝えていけば良いのか、
またご自身でも「骨盤底筋体操」というものがよくわからないという方も多くいらっしゃるとのこと。
そこで
骨盤底筋体操とは?といった基本的なことや、体操の重要性などの啓蒙的な話も交え、
泌尿器科看護師さんには、骨盤底筋体操に対する理解を深めてもらい、少しでも患者さんの指導の向上に繋げること。
また泌尿器科以外の看護師さんには、骨盤底筋体操の重要性やその存在自体を知ってもらうこと。
を目的に
現場の解決策に繋がるようなお話を実技を交えておこないました。
はじめての骨盤底筋体操
~知る・わかる・できるを導く~
と題して、わたし自身がおこなっている
初心者への骨盤底筋体操指導でおこなう説明と
基本の体操指導
を中心におこないました。

看護師さんを中心に、泌尿器科以外の科やリハビリ関係、その他ご自身のためにと参加されたクラークさん
など、多くの方に参加いただき、みなさんお仕事終わり、途中の中、熱心に取り組んでくださいました。

集団であっても、個人であっても、指導時に重要であるのは
骨盤底筋への理解と感覚入力であると考えています。
具体的な豊富でまずはご自身で実践。

実践指導で、
質問が多くあり、誤解や混乱の多い呼吸
できない方にはなかなか習得に時間がかかりますが、
指導する立場として
知っておいていただきたい呼吸のこと。
呼吸に関しては
骨盤底筋や泌尿器科に関わらず、
健康寿命の延伸には必要不可欠なワークであると考えています。


パンフレットはイラストが多く、
現場での体位の指導と異なる点や注意点も多くあるので、
実際の座位、立位、臥位をおこないながら説明を進めました。


また、QOLの向上に必要となる
日常生活での取り組み(行動療法)
体操の継続に関わるトレーニングの紹介
メンタルとの関係など
駆け足になりましたが、幅広くお伝えしました。
実技の中で、取り組まれた感想には
ご自身が、今まで知らなかった運動(筋活動)に驚きや
新たな気づき、
また体操の重要性を認識していただけたようです。
具体的な患者さんへの指導の質問もいただきました。
運動指導としての「骨盤底筋体操」は
経腟触診などを用いないので、本人の自覚とチェックが重要となります。
その取り組みを通じて
自分の状態を知り、
病院での治療をより有効にするためにも役立ちます。
また「豊岡市」というところにスポットをあて、
自治体として「市民の健康づくり」としての活動に合わせて
「骨盤底筋体操」が取り入れられれば
健康長寿で街全体の活性化のお役にも繋がると考えられます。
研修会後の反省会では
ドクターや各師長さんと、
自身の健康から、
現場の取り組み、
また
病院の活動へもお話しが広がり
とても充実した楽しい時間をすごさせていただき感謝しております。
講演後、記念撮影をしていただきました。
豊岡病院に
女性泌尿器科外来を立ち上げられた酒谷徹先生です。
最先端の手術療法を含め、患者さん一人ひとりに寄り添う治療で、多くの患者の笑顔を取り戻されています。
保存療法としての「骨盤底筋体操の重要性」を認識され、今回のこのご縁を導いてくださいました。
また看護師長さんは、現場最前線でもっとも体操指導のレベルアップの必要性を感じ、学会へも足を運んでくださっています。
優れた技術力に、温かい心、これからますます求められた医療に取り組んでいらっしゃいます。

「骨盤底筋体操」指導が、パンフレット一枚で済まされてしまう
そんな現場はまだまだ多く(その方が多い)あります。
十分な時間がかけれない中で、
ポイントを絞った指導をおこなっていただくための
お役にたてていただければ大変ありがたいです。
今回の準備の中で、骨盤底筋のトレーニングのニーズを
地域に寄り添うという視点から知ることができました。
生活者のレベルで具体的に指導することが、
成果のために必要です。
雪かき時のコツは?日々の生活での取り組みは?
豊岡病院の女性泌尿器科から、豊岡市民の皆さんの健康と笑顔がひろがりますように。
今回出会ってくださった方が、ご自身の健康とスタイルアップにも刺激をいれて
今日も骨盤底トレーニングにとりくんでくださっていますように。
今回はこのような貴重な機会をいただき
本当にありがとうございました。
(株)ホリスティックヘルス研究会では
健康づくりに役立つ運動指導をおこなっております。
HPはこちら
お問合せはこちら
JR特急「こうのとり」も時間通り動いてくれるかと間際までドキドキしていました。

2月22日、城崎温泉の一つ手前、豊岡に行きました。
特急列車の名のとおり、「コウノトリ」で有名な地である豊岡は初めての訪問。
特別天然記念物の「コウノトリ」の繁殖や野生復帰のニュースで、秋篠宮様などがご訪問されていたので
一時期よくテレビで見ていた記憶はあります。でも、大阪の隣である兵庫県ですが、それ以外ほとんど何も知らないところでした。
ちょうど寒波が去って、車窓から入る陽が温かく感じられました。
大阪から2時間半は、そんなに長く感じられることもなく、気持ちよく、そしてワクワクしながらの時間でした。

この日、
公立豊岡病院で、院内研修として「骨盤底筋体操」をお伝えする機会をいただいていました。
「田舎の病院で、、、」
打ち合わせで何度もこの言葉をききましたが、ドクターヘリも配備された立派な病院です。
勉強不足でしたが、豊岡は、昨年、城崎、出石、竹野、日高、但東が合併され新しく生まれた「豊岡市」で、兵庫県下一番大きな市ということでした。
しかし人口は少なく、高齢者が多い、その他の様々な面に、「田舎」と表現される現状があるのでしょう。
豊岡病院が施設も設備も整った地域一番病院で、地元そして京都府北部の人達にとっては、なくてはならない病院となっていることはすぐに肌で感じることができました。
でも、その日のうちに大阪へ戻る便がない点では、「スピード」のスイッチを変えて生活している地方の都市なんだなと思いました。
しかし、病院に、街に、「骨盤底筋体操」からの動きを作っていこうと、
こうして私を呼んでくださる熱いハートがあるところです。
だからすごくワクワクしていました。
今回、ご依頼をいただいた経緯は
現場には「骨盤底筋体操への取り組みの必要がある」患者さんが多い。
→土地柄、雪深い。夏場は畑仕事。
骨盤底への負担の大きい重労働が、日常の生活。とうかがうと納得です。
しかし、「骨盤底筋体操?」というその言葉すら知らない方がほとんどで、
パンフレットを渡すだけでは、体操への取り組みが進まない状態である。
→テレビやパンフレットだけで、正しく効果の出る骨盤底筋のトレーニングは難しいです。
看護師さんたちは日々の忙しい業務をこなしながら、患者さんへの体操をどう伝えていけば良いのか、
またご自身でも「骨盤底筋体操」というものがよくわからないという方も多くいらっしゃるとのこと。
そこで
骨盤底筋体操とは?といった基本的なことや、体操の重要性などの啓蒙的な話も交え、
泌尿器科看護師さんには、骨盤底筋体操に対する理解を深めてもらい、少しでも患者さんの指導の向上に繋げること。
また泌尿器科以外の看護師さんには、骨盤底筋体操の重要性やその存在自体を知ってもらうこと。
を目的に
現場の解決策に繋がるようなお話を実技を交えておこないました。
はじめての骨盤底筋体操
~知る・わかる・できるを導く~
と題して、わたし自身がおこなっている
初心者への骨盤底筋体操指導でおこなう説明と
基本の体操指導
を中心におこないました。

看護師さんを中心に、泌尿器科以外の科やリハビリ関係、その他ご自身のためにと参加されたクラークさん
など、多くの方に参加いただき、みなさんお仕事終わり、途中の中、熱心に取り組んでくださいました。

集団であっても、個人であっても、指導時に重要であるのは
骨盤底筋への理解と感覚入力であると考えています。
具体的な豊富でまずはご自身で実践。

実践指導で、
質問が多くあり、誤解や混乱の多い呼吸
できない方にはなかなか習得に時間がかかりますが、
指導する立場として
知っておいていただきたい呼吸のこと。
呼吸に関しては
骨盤底筋や泌尿器科に関わらず、
健康寿命の延伸には必要不可欠なワークであると考えています。


パンフレットはイラストが多く、
現場での体位の指導と異なる点や注意点も多くあるので、
実際の座位、立位、臥位をおこないながら説明を進めました。


また、QOLの向上に必要となる
日常生活での取り組み(行動療法)
体操の継続に関わるトレーニングの紹介
メンタルとの関係など
駆け足になりましたが、幅広くお伝えしました。
実技の中で、取り組まれた感想には
ご自身が、今まで知らなかった運動(筋活動)に驚きや
新たな気づき、
また体操の重要性を認識していただけたようです。
具体的な患者さんへの指導の質問もいただきました。
運動指導としての「骨盤底筋体操」は
経腟触診などを用いないので、本人の自覚とチェックが重要となります。
その取り組みを通じて
自分の状態を知り、
病院での治療をより有効にするためにも役立ちます。
また「豊岡市」というところにスポットをあて、
自治体として「市民の健康づくり」としての活動に合わせて
「骨盤底筋体操」が取り入れられれば
健康長寿で街全体の活性化のお役にも繋がると考えられます。
研修会後の反省会では
ドクターや各師長さんと、
自身の健康から、
現場の取り組み、
また
病院の活動へもお話しが広がり
とても充実した楽しい時間をすごさせていただき感謝しております。
講演後、記念撮影をしていただきました。
豊岡病院に
女性泌尿器科外来を立ち上げられた酒谷徹先生です。
最先端の手術療法を含め、患者さん一人ひとりに寄り添う治療で、多くの患者の笑顔を取り戻されています。
保存療法としての「骨盤底筋体操の重要性」を認識され、今回のこのご縁を導いてくださいました。
また看護師長さんは、現場最前線でもっとも体操指導のレベルアップの必要性を感じ、学会へも足を運んでくださっています。
優れた技術力に、温かい心、これからますます求められた医療に取り組んでいらっしゃいます。

「骨盤底筋体操」指導が、パンフレット一枚で済まされてしまう
そんな現場はまだまだ多く(その方が多い)あります。
十分な時間がかけれない中で、
ポイントを絞った指導をおこなっていただくための
お役にたてていただければ大変ありがたいです。
今回の準備の中で、骨盤底筋のトレーニングのニーズを
地域に寄り添うという視点から知ることができました。
生活者のレベルで具体的に指導することが、
成果のために必要です。
雪かき時のコツは?日々の生活での取り組みは?
豊岡病院の女性泌尿器科から、豊岡市民の皆さんの健康と笑顔がひろがりますように。
今回出会ってくださった方が、ご自身の健康とスタイルアップにも刺激をいれて
今日も骨盤底トレーニングにとりくんでくださっていますように。
今回はこのような貴重な機会をいただき
本当にありがとうございました。
(株)ホリスティックヘルス研究会では
健康づくりに役立つ運動指導をおこなっております。
HPはこちら
お問合せはこちら
| 骨盤底筋トレーニング | 08:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑