【研究】令和元年健康・体力づくり事業財団健康運動指導研究助成贈呈式の報告
令和元年、(公財)健康・体力づくり事業財団の健康運動指導研究助成に、一昨年に続き、採択していただきました。

2019年5月17日、東京都千代田区にある学士会館にて、平成30年度の健康運動指導研究報告会と令和元年度研究助成贈呈式が行われ出席してまいりました。
超高齢社会における健康寿命の延伸を目指す日本、来年に控えた東京オリンピック、ますます運動やスポーツへの関心が高まる中で、質の高い運動指導が求められています。
この健康・体力づくり事業財団の研究助成は、現場に立つ健康運動指導士、健康運動実践指導者の実践研究や、地域職域などの健康・体力づくりを進めるための課題解決となる調査研究を支援するものです。
時代にあわせ必要とされている研究テーマが多いと感じる中、昨年度の研究発表を拝聴し、どれも実践者らしい取り組みで、たいへん勉強になりました。
私が参加しているような学会では、たくさんの、最先端の研究発表がされていますが、現場で使うには、うまくアレンジしないといけないものも多いと感じます。(基礎研究などは特にそういうものかもしれません。)
しかし、ここでは現場を知るからこその視点が研究に生かされているので、大変興味深く面白いと感じます。
研究によくある良い結果(統計の結果など数字で表されるもの)ばかりにスポットがあたるのではないところを、良いところとして認めてもらえるのが、この研究助成の特徴といえると考えてています。
そのことは選考委員長の福永哲夫先生の言葉にもありました。個々のデータを取り上げ考察することの意味を理解し、自身の指導や現場へのフィードバックに生かすことできるからだと思います。
今回も私は、一昨年に引き続き骨盤底筋トレーニングをテーマの中心においています。今回は骨盤底筋が2テーマ採択されていることも、社会のニーズを選考委員の先生方が認めてくださったからうれしく理解しています。
私は今回は、男女排尿トラブルの実態そしてこれまでの研究も生かした骨盤底筋ダンスの有効性の検証を、地域運動教室での実践をの中ですすめていきたいと考えています。
今回の研究タイトルは
地域運動教室における骨盤底筋トレーニングプログラム開発と導入による効果の検証
~男女の排尿トラブルの実態と骨盤底筋ダンスの有効性の考察~
かなり長いタイトルです。シンプルにしたかったのですが、ついつい、先を考え、欲張ってしまいました。
したがって、タイトルに含まれる個々の内容はぐっとシンプルにわかりやすくしたいと考えています。
研究レベルと実践報告レベルと合わさったような研究報告ができればよいなと考えています。
さて、これまでの研究では、骨盤底筋と腹筋群(腹横筋・腹直筋)の関係から、骨盤底筋トレーニングに役立つ動作(呼吸による腹部操作)を探ってきました。対象は、女性(とくにいろいろな問題が起こりやすい年齢である中高年女性)に絞っています。
ここから、一般に実践指導する際に役立つことを提案していこう!というものです。
今回はここをベースにして、実際に地域で指導をしてみるというもの。
さらに、男性も参加者として募りたいと考えています。
それは、男性も困っている人が多いということが、活動の背後にいつも見えているからです。
今回、ここを財団から助成金としてサポートしていただけたので、安心して動けるということで本当にありがたいです。
情報交換会では、私の骨盤底筋への取り組みについても、ご意見などお聞かせいただきました。
選考委員の先生方、また財団理事、そのほかご来賓の方々とも、お話しさせていただきました。
また、いい仲間とも出会えました。
また財団で、直接私たちをサポートしてくれるスタッフの皆様ともしっかりと情報交換させていただきました。
多方面にいろいろご協力をお願いし、またご指導を仰ぎながらになると思いますが、現場を知るものとして、現場に還元できるものを求めて頑張ります!
これからお願いにあがります皆様、ご理解とご協力、ご指導ご支援、どうぞよろしくお願いします。
当日の様子や情報交換会の楽しい雰囲気は
こちらのブログにアップしております。
よろしければご覧ください。
【研究】令和元年健康・体力づくり事業財団健康運動指導研究助成贈呈式の報告
①→ こちら
②→ こちら
また近々に財団HPに今回の様子もアップされると思います
財団HPは こちら
昨年5月にH29年度の研究報告会に参加したときの様子
記事は こちら
財団HPは こちら
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