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健康運動指導士つじのかずみのHappy Life

心と身体の健康作りをサポート・ヨガ・気功・呼吸法・リラクゼーション・トレーニング・楽しくセルフメンテナンス。

2016年09月 | ARCHIVE-SELECT | 2016年11月

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大学院生活 中間報告 ~奈良女子大学 骨盤底筋に挑む⑤~


昨年の春から始まった大学院生活も残り半年になりました。
って、あと半年で論文仕上げるつもりでいるのは私。無事認められて修了できるかどうかは未定ですが (^^;)

9月の末に修士論文中間発表が無事に終わったので、ちょっとだけ一息ついて振り返ってみました。



出身校なので、通い慣れた場所ではありますが、それは、かれこれ30年ほども前のこととなります。
そんな前?と我ながら驚きますが、もう違和感はありません。

それに、新しくなったところもあるけど、昔と変わらない教室、体育館、校舎、楠さん、景色などなど。
メンバーは違うけど、同じようなこともあり、過去と現実が入り混じったりして不思議な感覚。



9月も終わりころの楠さん
変わるも好きだけど、変わらないもうれしい




日々の生活は
ややこしいポジションにもすっかり馴染んで送っています。

わたしの子どもたちくらいの同級生。
町を歩くと、お母さん?って(そりゃそうですね笑)

学内でも、学生か先生かわからないから
よく先生と間違われ、
ひとつずつ訂正するのも面倒なので、
そのままスルーもよくします。<(_ _)>

学生時代に慕った先輩は先生で、

後輩が指導教官で。

今頼りにしてるドクターの先輩はかわいいかわいい後輩で。(笑)

年下の先生方にもたいへんよくしていただいています。


とてもややこしいけれど、
たぶん周りも慣れてくれているような気がします。
もちろん、いろいろ気づかいをしてくれているんですけど、、、。
(感謝)


研究室は居心地がよく、というかとても恵まれた環境です。

師匠(指導教官)は私のことを「姉さん」と呼び
もちろん研究第一ですが、
公私にわたりサポートしてくれます。


大きな大学だと
一つのゼミに10人以上の学生がいて、
研究も制限が多かったりするのかもしれませんが、

今はM2が二人と4回生が一人、そして3回生二人がもうすぐ仲間入りしてきます。

社会人での入学ですが、
扱いは全く同等なので
研究に関しては本気モードです。

だから私も
学生の私。
仕事の私。
仕事の内訳も先生として学生を指導したり、お客様であるクライアントの指導をしたり、
ビジネスモードだったり、ボランティアモードだったり、研究モードだったり。
最近時間短いけど、大切なフリータイムの私。

切り替えが上手になりました。




さてさて、
以前にも書いたかもしれませんが、
スタート当初の数々の失敗も今は懐かしい。

30年という時間の流れを考えると当たり前ですが、その世界に遠いところにいたものにとっては、なかなか厄介なことの連続でした。
ウエブ上の連絡、最初はその登録からやっとこさでした。
(今は必要、不必要の判断ができるようになりました。わからないときの対処方も)

セキュリティシステムも一括学生証で管理されてて何度も立ち往生。
(これは今もたまにやってしまう。他の人もやってるようだ笑)

図書館(学術情報センター)のシステムが進化しすぎててついていけない。
(これもまだまだ使いこなせていない。必要な時に、このときばかりは年齢を盾に低姿勢で教えてもらう。皆さんとても親切です)

数々のそんなこんながありました。
それはちょっと恥ずかしいけど、ちょっと恥ずかしいくらいのもんでどうってことないんです。
笑われるけど、自分でも笑い飛ばしとけばいいやって。

それに、今はなんといっても留学生が多いです。
学生もいろんな人がいる。
個に対応するシステムができあがっています。


でも、一般ではない部分が多い上、
まれな問合せをするもんだから、
結構時間を要するようだ。私は。(笑)
ということも、わかって、それを見越して動けるようになりました。




しかし、問題は、一番肝心の「研究」にありました。

大学院は「研究する」ところだというのは、もちろん文字通りわかっていたつもりですが、文字通りにしかわかっていなかった。
いざにスタートすると、いろんなことに?と(T_T)がついてきました。

何事にもタイミングがあり、
波長がうまく合ういいリズム感だとか、
グッとおされる波がきているとか、
そういうことを結構自分の中の判断基準の中心においていて、
今回の進学のタイミングはよかったと思ったんです。

たぶんその判断は間違っていなかった。


しかし、スタートする以前にもっと多くのことを準備しておけばよかったと思うことばかりでした。

研究がなんなのかわかってなかったから、
何を準備しておけばいいのか、わかっていなかったのです。

そもそも、私の学部生時代の専門は「体育史」で実験系ではないので、何一つ基礎の経験がありません。

ペーパー上で情報を集めても、一度でも自分で実験をしたのとは、
その経験の差は大きいことに、積み重なる失敗の度、痛感しました。

聞くと見るでは大違い
聞くとするではもっと違う


一般に多くは
教員の専門分野でおこなわれる研究がおおく、
先行実験がされていたりするもんですが、

私の「骨盤底筋」に関しては
そもそもスポーツ科学の分野では稀なテーマであるため、
一切が一からのスタートでした。


医学、看護、理学療法の分野では、近年、多くの論文もみられますが、
体育・スポーツ科学ではあまり扱われていません。


一番初めに戻って、改めて自分に確認。
なぜ、スポーツ科学なのか?


確認をして、一歩ずつ探り、
行きつ戻りつを繰り返しての
一年目。


昨年11月の奈良体育学会の発表では、
これまでの活動をまとめた形で、緒言にあたるスタートをきりました。


春先には一つ大きな失敗をしてしまい、
ずいぶん後戻りしてしまったようで、
少し落ち込みましたが、
(この性格でよかった笑)
いい経験をしました。

夏前から、
予備実験、
そして本実験と
時間とエネルギーと投入しておこなうことができました。


エクセルも全くに等しいくらい使ったことなかったので、
一時は社会人ってことに甘えて外注しようかと思ったけど、
生データを一つずつ自分で確かめていくことの重要性もわかってきました。

それにそこをせずして院生は名乗れない。

すべて若いときに経験しておくべきことでしたが、、、

体力あってほんと良かった(笑)




8月の末の日本体育学会では基礎実験にあたるところを発表させていただきました。












いつも時間との戦いでバタバタですが、
道が見える今はそれだけでありがたい。

自分で一歩ずつ進む以外にゴールはないし、
一歩ずつ進めばゴールにたどり着けるはず。


ゴールがどんなゴールかはまだこれからなので見えていません。


希望的ストーリーは描いているけれど、
何事もそう上手くはいかないでしょう。
(ここは冷静に)


それも含めて楽しめるくらいの年齢と経験は重ねているはず。




ここまできて、今、とても思うことは

この研究は私一人では決して成しえないものだということ。
何よりも、
実験に協力くださった被験者の皆さんには
言葉では尽くせないほどの感謝をしています。


彼女たちがいなければ、まずもって一つのデータも得られなかったのですから。


そしておそらく、半年後に無事修論を書き終えることができたとしても、
それは決して終わりではないことも覚悟しています。


いろんなことの?と(T_T)を経験して、
そしてこれまでの人生を振り返って
おそらく半年後にようやく本当のスタートが切れるところにたどり着くんだろうなと思います。


だから敢えて覚悟と言いたいのです。


それくらいに真剣に取り組まないといけないことを私はしているんだと。
それが礼儀でもあると。
この気持ちを忘れて、当たり前になってしまわないように。
自戒の意味もこめて。




そう思って積み重ねた結果が、価値ある形になればいいな。


大学に遊びに来ていた鹿さん親子





この子が独り立ちするころに、私も新しい一歩踏み出せてるといいな。

私のHAPPYが

みんなのHAPPYに繋がっていきますように。


肌に冷たい秋の風が気持ちいい朝
今日は早く大学にきました。
まだ人気のない学内を
寄り道しながら研究室へ



これから紅葉が楽しみな中庭です








佐保会館は風情たっぷり






テニスコート前のイチョウが
色づくのはまだまだ先かなと
見上げると

朝の虹



なんかいいことありそう

立ち止まって深呼吸するひととき


Happy breathing ♡












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